光層画
一年半にわたって体調を崩していたが、ようやく朝夕の散歩ができるようになった。
その間、多くの方々のお世話になり、京橋と目白で個展を開くことができた。
海を描きたくて、無理を押して若狭にも行った。
完治することはない と知った時、では何を描こうかと考えた。
漠然と思い描いていた 連作を描こうと決めた。
フランドル絵画の伝統を継承しつつ、独自の「光層画」という表現方法を模索している画家。ポリフォニー音楽との出会いが、画面構造に深みをもたらしている。